- 勉強を習慣化できる方法を知りたい
- 一時的にやる気が出ても、続かなくて困っている
- 勉強を歯磨きと同じレベルまで習慣化したい
うちの子勉強したと思ったら、3日坊主で続かないんだよねえ
わかる!でも、うちの子は勉強を習慣化するのに成功したよ。
すごい!どうやったの~?
教えて~!
「勉強を習慣化する方法」をプレゼンしたんだよ。
勉強の習慣化ってなかなか難しいですよね。
「歯磨きみたいに、毎日自然にできたらいいのに」そう思っちゃいます。
うちの子たちは、朝に勉強する習慣があったのですが、上の子は中学校に入ってから、その習慣がなくなってしまいました。
(ちなみに、小4の子は今も続いています。)
再び中学生の勉強を習慣づけたい!
そんな思いから、習慣化に関する本や資料を読みあさりました。
そして反抗期の子にそれを伝える、うまい方法を思いつきました。
お子さんの勉強を習慣化したい!
そう思っているあなたにとって、少しでも参考になればと思います。
そもそもうちの子たちが、朝の勉強を習慣化できていた理由
うちには3人の子がいるのですが、上2人は小さい頃から進研ゼミをしています。
「しまじろう」というキャラクターが出てくる、こどもちゃれんじの頃は、毎日DVDをみて楽しそうにしていました。
ですが、小学校へ上がり「勉強」になってからは、毎日の習慣化はなくなってしまいました。
そんな中、ある日を境に習慣化することができたんです。
それは、ゲームを購入したことがきっかけでした。
ゲームを購入したら、勉強できないんじゃ?
はい。
購入した当初はやはりゲームばかりで、勉強することができませんでした。
そんな様子を見かねて、我が家ではルールを作ることにしたんです。
そのルールがこちら↓
ゲームができるのは、下の4つ全てを終えてから
- 宿題
- チャレンジ(進研ゼミタブレット)1レッスン(15分程度)
- お手伝い1つ
- 明日の学校の準備
ルールができてしばらくは、これらを学校から帰ってきて全てやっていました。
でも、そうするとゲームを始める時間が遅くなるんですよね。
子どもたちがやっているゲームは、離れている友達と通信しながら、一緒にやるようなゲームだったので、
友達がやっている時間にどうしても合わせたかったようです。
そのため、進研ゼミを自然と朝にやるようになりました。
もともと朝は全然起きられない子たちでしたが、毎日30分早起きする習慣も付き、ゲームの力ってすごいなと思いました(^^;)
それに、勉強がタブレットでできる点も、うちの子たちには合っていたようです。
勉強と言っても、机に向かうわけではなく、
朝起きてそのままベッドで横になりながら、タブレットを操作していましたから。
それに進研ゼミは、毎日の勉強計画を立ててくれるし、1回分が15分程度で終わるしと、
習慣化に必要な要素である「手軽で簡単」「細かく計画を立てる(毎日やることが具体的に決まっている)」という条件に合っていたのも大きかったです。
中学に入って習慣化をやめた理由
先に話した通り、上の子は中学校に入ってからパタリと朝の習慣をやめてしまいました。
その理由がこちらです
- ゲームに対する執着が薄れていった
- 部活動に入り、疲れていた
- 中学に上がり、勉強が難しくなったことでモチベーションが下がった
- スマホを購入した
それに加えて、私もなかなか子どもに構えず、放っておいたことも習慣を断ち切る理由の一つになったかもしれません。
毎日「勉強やりたくな~い」と言いながら、ダラダラしている時間でさえ楽しくなさそうな子どもを見て、何とかしたいなあと思い始めました。
再び習慣化できるようにプレゼンしてみた
反抗期である中学生に、「前みたいに朝の勉強始めようよ」と言っても、即答で断られると思いました。
そのため、資料を使ってプレゼンテーションすることを思いつきました。
習慣化についてのメリットや方法を、科学的な根拠をふまえて紹介することで
「やってみたいなあ」と思えるような内容にしました。
実際にプレゼンした内容と一緒に、解説しようと思います。
プレゼン内容
パワーポイントで簡単に作成したものなので、完成度は低いですが、内容はしっかり伝えることができました(^^)
(〇にはうちの子の名前が入っていました)
「これ、見てくれる?」とパソコンを出すと、「いったい何?」と迷惑そうな顔をされましたが、聞いてくれました。
(○○高校はうちの子の希望高校です)
毎日勉強するという「習慣化」を、ただ口で言うだけでは素直に聞いてくれないなと思ったので、まずは子どもが食いつきそうなワードで興味をひきつけました。
この時点で「え~」と面倒くさそうな顔をしていました(^^;)
(○は子どもの名前です)
特に「私が一緒に勉強したいから」ということを強調して、お願いするかたちで、話しました。
とにかく「習慣化=勉強が楽になる」というメリットを伝えたかったので、そこは補足しながらプレゼンしました。
<補足>
歯磨きは毎日するけど、そこまで「苦痛だなあ」「大変だなあ」なんて思わないじゃん?
多少は思ったとしても、結局やるじゃん?
”毎日その都度色々なことを考えて行動するよりも、習慣化することが脳のストレスも減って楽になる”んだって。
そもそも”人生の半分は習慣的な行動からできているという調査がある”んだって。
だから、コツさえつかめば誰でもできるらしいよ。
引用・参考「超習慣術 短期間で”良い習慣”が身に付き、人生が思い通りになる!」メンタリストDaiGo著
ここで「朝の勉強」を提案しました。
最初にこれを出しちゃうと、即効で断られると思ったので…
うちの子、朝起きるの苦手なんです。
子どもが「いや、無理でしょ」と言うのと同時に、このスライドを出したので、笑ってしまいました。
そう言われるのは予想していたので、うちの子でも出来るという理由を用意しました。
(〇には子どもの名前が入る)
まずは継続できることを目指したいから、勉強時間は10分で構わないと伝えました。
毎朝起きてから活動するまで、10分程ボーッとしているので、その時間を勉強に当てよう。
だから、早起きも必要ないよと伝えました。
それから、終わりのないゴールだとモチベーションが下がりそうだったので、1か月だけで良いと話しました。
多分1か月も続くのなら、その後も継続してくれるだろうという期待は、言わないでおくことにしました( *´艸`)
「嫌いな勉強を朝からできるわけがない」
と思っていたようですが、
1回の時間が短いこと、起きる時間はそのままで良いこと、期間限定であることで「できそうかも」と思い直したようでした。
習慣化するためのコツはたくさんありますが、今回は7つに絞ってみました。
習慣化のメリットでも補足したのですが、人の脳は、何かを決めるという行為にもストレスを感じるそうです。
事前に何をするかを決めておく、いわゆるルーティンを作ることが、習慣化へ向けての第一歩です。
今回、うちでのルーティンは、「朝起きたらリビングで勉強を開始する」と決めました。
はじめは10分程度、慣れてきたら伸ばしても良いし、きついと感じたときは、もっと短くしても良いことを伝えました。
内容よりも、まずは継続することを目指します。
目標は必ず立てなければいけません。
習慣化のモチベーションに関わってくるからです。
まずは大きな目標を立ててから、細分化する。
習慣化をする上で、ほとんどの方が口をそろえて言っていることです。
今回は、数検が控えていたので、そのための勉強時間として使うことにしました。
問題集を毎日1単元(2~4ページ)行うスケジュールを立てていました。
勉強セット一式は、私のアドバイス通り用意していました。
やることは、初めは短時間で少ない量が良いと説明しましたが、数検までの時間があまりないとのことで、2~4ページの設定となりました。
そのため、通常より30分早起きすることになったのですが、頑張ってみると言っていたので、とりあえずそのままで様子をみて、無理そうなら見直すことになりました。
簡単な目標や手順で、まずは習慣化をすることが先です。
習慣化してしまえば、内容の変更は難しくないからです。
習慣化に必要なのは、週4回以上の取り組みです。
1回の勉強時間を短くしてでも、必ず週4は続けようと話し合いました。
どうしても起きられなかったときは、1分だけでもいいんです。
続けることが大切です。
ロンドン大学でされた研究によると、簡単な行為であれば25日、難しい行為でも50~60日続けると習慣化できるそうです。
習慣化を始めて6週間目は挫折のボーダーラインで、8週目を越えると、定着しやすいようなので、約2か月続けることができれば、加速した車のように軽くアクセルを踏むだけで進んでいけるんです。
人は誰かに見られていると思うと、気を引き締めることができます(例外の方もいますが)。
それに同じような目標を持った仲間と一緒なら、成功しやすいんです。
私もちょうど取りたい資格があり、朝の勉強を習慣付けたいと思っていました。
子どもと一緒なら、頑張れると思ったので、良い機会でした。
私が言い出したことなので、やるっきゃない!と気合いが入りました。
万が一、出来なかった日があっても、自分を責めてはいけません。
自分を責めてしまう人は、出来なかった分、次の日のやることを増やしたり、もっと厳しい条件にすることもあるため、失敗しやすいそうです。
その結果「どうせ、私には無理なんだ」とか思ったり。
うちの子は「あっ、それは大丈夫~。全然気にしな~い!」と言っていました。
だよね~(^^;)
このコツはいらなかったかもです。
数検を受けることも、夫に言われてしぶしぶという感じだったので、「せっかく受けるなら受かるようにしようぜ」と念押ししてみました。
これで習慣化のプレゼンを終えました。
その後の経過
このプレゼンの翌日から早速、朝の勉強を一緒に始めました。
驚いたことに、1か月以上経った現在でも続いています。
しかも、朝は予定より30分早く起きることが出来ているし、当初10分だけと言っていたのが、今では30分できています。
(数検までは1時間できていたのですが、今は試験が終わったので30分になりました(^^;)
でも、継続することが大切ですので、無理なくです。
勉強をやり始めてみると、時間が経つのがあっという間のようで、辛くはないようです。
ちなみに私は、子どもより更に1時間早く起きるようにしています。
初めは早起きが辛かったのですが、今はアラームが鳴る前にすぐに反応して、スッと起きられるようになりました。
今回習慣化するために私が試したのはほんの一部です。
習慣化するために出来ることは、まだまだたくさんあるんですが、今回はこれくらいにしておきますね。
それにしても、本当に習慣化って素敵です(^^)
あなたもぜひトライしてみて下さい!
私が読んだ本の中で、お勧めの1冊です⬇️