勉強に集中できない中学生へ「勉強に集中する方法」を試してみた

中学生に集中する方法を試してみた
こんなあなたに向けて書いてます
  • うちの子、もっと勉強に集中してほしい
  • やる気はあるって言うけど、なかなか続かない
  • 中学生の子が集中して勉強できるように、私にできることってあるのかな?
ママ友

うちの中学生、机に向かってもすぐに他のことしちゃって…

こはる

わかる、わかる。
うちもそうだったよ~。

ママ友

何か、集中できるいい方法はないのかな?

こはる

集中できる方法…
あるよ。

集中力って、なんでこんなに続かないんでしょう。

うちの子は、スマホを購入してからというもの、やる気も集中力も失くなってしまいました。

本人も「やらなきゃ」と思う気持ちはあるようでしたが、なかなかできないといった具合でした。

「勉強しなさい!」などと言うと、余計にやらないし、でもスマホばかり触っているしで、私もイライラしていたんです。

そんな現状を変えようと、中学生のやる気と集中力を出すために私が取り組んできたことをお伝えします(^^)

ちなみにやる気の出し方は、別記事で詳しく書いていますので、そちらをどうぞ⬇️

目次

勉強に集中する方法は山ほどある

本の山

「集中する方法」を調べてみた結果、山ほどありました。

ですが、

全部試すのは大変そうなので、簡単にできそうな6つにしぼって試してみることにしました。

「勉強に集中する方法」の中から、6つの方法を中学生に試してみたので、発表します。

さっそくですが、まずは下のチェックリストを見てもらえますか?

この中で1つもチェックが入らないなら、この記事をみる必要はないので、ここで終了して下さい(^_^;)

□ 部屋が散らかっている。目の届く範囲にスマホや勉強に必要な物以外が置かれている、または飾られている。

□ 毎日やるべきことが、具体的に決まっていない(勉強時間や内容、量)

□ 睡眠時間が7時間以下である

□ 休憩を取らずに勉強をしている

□ こまめに水を摂っていない

□ 不安や悩みを抱えている

もうお気づきでしょうが、うちの子に試した「勉強に集中する方法」はチェックリストにある6つの項目になります。

勉強に集中するための6つの方法と親ができること

勉強を見守る母

集中する方法はやる気を出す方法と重なるところも多いのですが、改めて書いてみたいと思います。

今回試すにあたって、「集中する方法」を子どもに伝えた上で取り組んでもらいました。

「こうしたら集中できるらしいよ~。なんか脳の構造がそうなってるからなんだって」と科学的根拠があることを伝えると興味を持ってくれました。

それから

「お母さんもやってみてるんだけど、集中できるようになったよ」と、私自身も試してみた上で勧めてみました。

勉強に集中する方法1
「毎日やることを具体的に決める」

うちでは、これが一番効果がありました。

今日やる分が具体的に決まっていると、ゴールを見ながら走るようなものなので、やる気と集中力が高まります。

まずは、大きな目標を決め、それを細かく分けてやることを具体的に決めていきます

これを「スモールステップ」と言います。

スモールステップはやる気を出したり、習慣化することにもすごく効果があるのでお勧めです。

慣れるまではできるだけ簡単なものから、ステップバイステップで出来る方が良いです。

それから具体的な内容に加えて、時間を設定することで、集中力がさらに高められます

「6時から7時までにドリル2ページ」とか、

「25分間で10個の単語を覚える」といったかんじです。

毎日の課題を1つずつこなして得られる達成感は、まるでご褒美をもらっているかのような感覚になります

前に進んでいるという感覚は、勉強のモチベーションにつながっていきますから、無理のない範囲で計画を立てると良いです。

勉強に集中する方法2
「睡眠時間を7~8時間確保する」

睡眠は体を休めるだけでなく、記憶の定着、思考の整理をするのに役立つと言われています。

勉強のために睡眠を削るのは、それらを削るのと同じことなので、やめておきましょう。

突然ですが
中学生が1日のうちで、最も勉強している時間帯は、いつか知っていますか?

そうです。

学校にいる時間帯です。

なので、そもそも授業中に眠くならないよう、十分な睡眠時間をとることが必要です。

家で勉強するために睡眠時間を削った結果、授業中に頭が冴えない、居眠りをするという事態になっては、本末転倒ですから。

睡眠時間と勉強の関係はすごく大切で、多くの研究や調査がされています。

例えばこんなことです↓

  • 睡眠時間は最低でも6時間以上取る方が良い
  • 全人口の8割以上がミドルスリーパー(7~8時間の睡眠時間が必要な人)である。ショートスリーパー(3~4時間の睡眠でOKやロングスリーパー(10時間前後必要)の人は合わせて2割以下
  • ゴールデンタイム(22時~2時)は体や脳の回復に必要なホルモンが出る時間なので、確実に寝た方が良い
  • 東大に合格した受験生は平均7時間前後の睡眠時間をとっている
  • 成功している人たちは平均8時間眠っている
  • 睡眠時間が5~6時間の子どもより、9~10時間くらいの子どもの方が海馬(記憶力に関係する脳の部位)が1割程度大きかった
  • アルツハイマー型認知症の原因物質は、寝ている間に脳の血管から外へ出される
  • 睡眠前のスマホやテレビなどの刺激は疲労につながるし、眠りにくくなる

これらは一部ですが、これだけでも睡眠がどんなに大切なのかがわかります。

ということで、うちでは22時には就寝しようと話し合いました。

朝は6時に起きるので、予定通り眠ることができれば8時間は眠れるし、色々あって23時に寝ることになっても7時間は確保できるからです。

早く寝るために、私も必要な時には手を貸します。

例えば、

うちでは制服のアイロンがけは子どもが自分でしますが、テスト前にはそれを代わってあげたりします。

できるだけ過保護にならない程度に、協力できることを探しています。


ちなみに…

朝は集中力が高まりやすいホルモンが出ます。
朝の勉強は計算問題や論文など、考える勉強がはかどりやすいです。

夜は朝に比べて集中力は落ちますが、睡眠による思考の整理や記憶の定着が行われるので、暗記する勉強がおすすめです。

勉強に集中する方法3
「目の届く範囲を片付ける」

散らかっている部屋や机は集中力を奪います。

集中できる環境では、勉強に必要な物以外は置かないことが必要です。

脳は目から入った情報に最も大きな影響を受けることがわかっています。

目の届く範囲に何かが置かれていると、脳がその情報を処理しようとして気が散ってしまいます。

それがスマホや子どもの好きなものなら、なおさらですよね。

それから、片付けは自分でさせた方が良いと思います。

なぜなら、「片付ける」という行為自体に、脳を活性化させる作用があるからです。

自分で片付けることができれば、一石二鳥なんです。

もし家を片付けるのが難しいようなら、図書館に行ったり、カフェに行ったりと環境を変えてみましょう。

勉強道具だけ持って、そういった場所へ行けば、それしかやらざるを得ないですからね(^^)

「場所をかえること」はそれ以外にも、環境をかえることで、飽きやすい性質である脳をリフレッシュするという効果もあるんです。

うちは近くに勉強できるような場所がなかったので、片付けることをしてもらいました。

勉強机の前にキャラクターのフィギュアやポスターなどを飾っていたので、それを目の届かない場所に移動しました。

(正直目の届かない場所は汚いままでしたが、そこは今後の課題ということでスルーしました(^^;))

また、朝の勉強はリビングで勉強することが多かったので、リビングにも必要なもの以外は置かず、テレビの電源は消すようにしていました。

そうすることで、少なくとも25分間はしっかり集中することができました

25分って短くない?

そう思いますか?

でも、今までは10分くらいで集中力が切れ、近くにあるティッシュケースを触ってみたり、貼られているポスターを見つめて動かなくなったりしてたんです。

うちの子にしてはだいぶ長くなったほうなんですよ。

それに人間の集中力は、もともとそれ程長くは続かないようです。

具体的には30分程度。

十分に鍛えられている人で120分程度なんだとか。

勉強に集中する方法4
「適度に休憩を入れる」

長くは続かない集中力を、長時間維持する方法が「適度に休憩を入れる」ということです。

長時間集中してみえる人でも、実はうまく休憩をはさみ、短時間の集中状態を繰り返しているのだそうです。

うちで試してみた「適度に」の具体的な時間は、「25分勉強したら5分休憩を入れる」です。

これはポモドーロ・テクニックと呼ばれる方法で、

25分勉強+5分休憩1ポモドーロとして、4ポモドーロ続けたら30分の休憩を取る」というものです。

長時間作業をしたいときは、それを繰り返すと効率が良いとされています。

集中することに慣れてきたら、90分+20分にするという方法もあるようですが、うちでは25分+5分でやっています。

最近では、YouTubeやサブスクの音楽配信などでも、ポモドーロタイマーを使った勉強用の音楽が多く配信されています。

ぜひ活用してみて下さい。

ちなみにVDT作業といって、パソコンやタブレットなどの情報端末を使用する作業の場合は、60分以上連続で行うと健康被害が出ることがわかっているので、60分作業後は10~15分の休憩を入れなければなりません

勉強に集中する方法5
「こまめに水を摂る」

脳の80%は水でできています。

水分が足りなくなると、脳が働きにくくなるのは想像できますよね。

脱水のときは、頭がボーっとしますから。

知的作業の前に500ミリリットルの水を飲んでおくと、飲まずに作業した時と比べて、脳が活性化したという研究結果もあるようです。

うちでは、勉強まえにコップ1杯の水を、休憩中にも同じように摂ることをすすめています。

勉強に集中する方法6
「テスト前の不安は紙に書き出す」

テストや受験前の不安は、脳の働きを悪くさせてしまいます。

そんな時は紙に書き出すことがおすすめです。

試験に対する不安について書き出すことで、テストの正解率が向上したという実験結果もあります。

不安を書き出すことは、頭をスッキリさせて集中力を高める効果があるんです。

1回やれば効果は数日続くようなので、ぜひお試しください。

また、中学生は多感な時期です。

勉強以外の不安や悩みを抱えていることも多いでしょう。

そんな時は、ゆっくり話を聞いてあげて下さい。

できるだけ、否定せず「そうなんだね」と聞いてあげるだけでOKです。

不安は悩みはすぐに解決しなくても大丈夫。

親に話を聞いてもらうだけで、頭がすっきりして集中できることも多いんですよ。

集中力で差がでます

差がつく絵

IQの高い人よりも、集中力の高い人の方が

  • 収入が高い
  • 体が丈夫
  • 心が病むことなく、幸福に暮らす傾向がある

のだそうです(^^)

中学生の頃から、集中する方法を身につけておくと、大人になってからもいい効果につながりそうですね。

おまけ:「集中する方法」に関する、おすすめの本です。
ネット上でADHDの方本人が実践して、集中力を高められたと勧めており、読んでみたら参考になったので。

脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める/築山 節

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